就活や転職活動の面接で必ずある自己紹介ですが、何を話して良いのかわからない人が多いのではないでしょうか。
なかには、緊張してうまく話せなかったり、話をまとめられず、だらだらと話してしまうのでは?という不安を持っている人もいるでしょう。
しかし、自己紹介は自分の人柄や魅力を伝えるチャンスです。
なので今回は、就活の面接で正しい自己紹介をして無事に転職できるよう、伝え方の注意点も含めて紹介したいと思います。
就活や転職での面接の自己紹介の目的とは?
就活や転職の面接で行われる自己紹介の目的は、人柄や転職理由、志望動機などを知るためです。
人となりや、能力、採用することで会社側にメリットがあるかどうかを判断する材料になります。
応募書類にも、自己紹介の内容が書かれていると思うかもしれませんが、書類上では見えない情報が多々存在します。
そのため、面接で行う自己紹介では、応募者の第一印象を左右するものになります。
いい印象を与えるためにも、自己紹介の内容について知ることが大切です。
就活・転職での自己紹介の内容とは?
自己紹介では何を話せばいいのか、その内容について紹介します。
挨拶とお礼
まずは、面接の機会を頂いたことに対する、感謝の言葉を伝えましょう。
「本日は、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます」などです。
そのつぎに、名前などの自己紹介を始めます。
最初は緊張するかもしれませんが、肩の力を抜いて笑顔で話すことで、良い印象を与えることができます。
名前
自己紹介は、まず、名前の紹介から始まります。
「〇〇、〇子と申します。本日はどうぞ宜しくお願いいたします。」というふうに伝えましょう。
現在はどのような仕事をしているのか
現在、転職活動をしながら働いている人は、どのような仕事をしているのか、その内容について述べましょう。
どのような役職や役割を担っているのか、社名と経験年数も併せて伝えましょう。
たとえば「株式会社〇〇で一般事務を3年間担当し、△△社で2年間、営業事務での業務に携わってきました」などです。
現在仕事をしていない人は、前職について聞かれるかと思います。
その場合も、前職の仕事内容や経験年数について答えます。
自己PR
自己紹介と自己PRは、似ているので混同しがちな人が多いかもしれませんが、全く違うものになります。
自己紹介は、上記で紹介した通り、自分の人となりなどを知ってもらうものでした。
ですが、自己PRでは、今までの仕事で培ってきた能力や実績など、自分の強みなどをアピールするものになります。
志望動機
面接では、なぜ応募しようと思ったのか、志望動機を聞かれると思います。
その際は、簡潔に志望理由を伝えましょう。
何度か転職をしている場合は、これまでの仕事で培った経験や能力を活かせると思った、などの理由を付け足すといいかもしれません。
そして、志望理由と同時に、転職した理由についても聞かれるでしょう。
そのとき、転職理由をどのように答えたら良いのか、みていきたいと思います。
就活では転職理由をどのように伝えるべき?
転職理由についての答え方について、紹介します。
転職する理由は様々あるかと思いますが、前職に対してネガティブな事柄があったことは同じでしょう。
しかし、面接を受けるとき、面接官に良い印象を持ってもらおうとネガティブな話はしないほうがいいと考えている人もいるかもしれません。
少し、話を作り変えたという人もいるのではないでしょうか。
ですが、後々に辻褄が合わなくなることもあるので、作り話はやめましょう。
転職の理由がネガティブなものであっても、問題ありません。
伝え方は考えなければいけませんが、人間関係で悩んだ、残業多くノルマがキツかったなど、正直に話しましょう。
大切なのは、そのあと、ポジティブな話題に持っていくことです。
転職先の会社では、どのように貢献したいのか、どのような目的をもって働きたいのか。
このように自分を採用することで、プラスになるということを伝えましょう。
また、前職で改善しようと頑張ったエピソードなどを盛り込んでもいいでしょう。
もし、改善エピソードが会社や上司都合で解消されなかった場合は、それらも併せて伝えましょう。
つぎに、自己紹介をするときに気をつけなければならない注意点はあるのか、みていきたいと思います。
自己紹介するときの注意点とは?
自己紹介をするときの注意点を2つ紹介したいと思います。
簡潔にまとめる
自己紹介は、ダラダラと話すのではなく、簡潔にまとめておきましょう。
長くなってしまうと、何を伝えたいのか、あやふやになってしまうからです。
自己紹介の目安の時間としては約1~2分ほどです。
短く感じるかもしれませんが、実際に計測してみると、十分に時間があることがわかると思います。
そして、自己紹介のあとには、面接官からの質問タイムがあります。
その時に、詳しい内容を説明するので、自己紹介では長く話す必要がありません。
姿勢や見た目を意識する
自己紹介の内容も大事ですが、面接中の姿勢など、第一印象もとても重要になってきます。
面接官に採用したいと思ってもらうために、見た目にも気を付けましょう。
まず、姿勢が悪くなっていませんか?
猫背になっていると、暗く見えたり、頼りなさそうな印象を与えてしまいます。
そのような人とは、一緒に働きたいと思えないですよね。
次は、表情です。
面接の場で、身だしなみが乱れている人はあまりいないと思います。
ですが、緊張などから表情が硬くなっている人は多いのではないでしょうか。
何を聞かれるのか、採用してもらえるか、不安に思うことが多々あると思います。
しかし、それによって表情が暗くなってしまうと面接官に好印象を与えることはできません。
もちろん、表情を引き締めなければならないシーンもあるかと思いますが、状況に応じて笑顔を忘れないようにしましょう。
話すスピード
面接では、話すスピードも重要なポイントです。
長々と話すのは良くありませんが、早口で話すのも避けましょう。
面接官が聞き取りやすいように、ハキハキとゆっくり落ち着いて話すように心がけることが大切です。